毎日行っていることを少し意識するだけで、腸は変わっていきます。
起きたら水を1杯飲む
食べ物や飲み物を摂取すると、胃と結腸に反射を起こし、腸に刺激を与えます。
朝起きたらすぐに水を飲むことで、この反射を起こすことができます。
朝食を摂るのがベストですが、コップ1杯の水でもこの反射を起こすことができます。
寝ている間に水分を失った体に冷たい水を入れることで、胃腸にスイッチが入りやすくなります。
冷水の方が素早く吸収されますが、腸へ負担をかけたくないなら白湯などの温かい飲み物を。
日光を浴びてセロトニンを分泌
幸せホルモン「セロトニン」が増えると、排便を促す腸の蠕動運動も活発になります。
セロトニンは、日光を浴びることで分泌されます。
特に朝日を浴びると、交感神経のスイッチが入り、体内時計がリセットされるので、起床直後に行うのがおすすめです。
セロトニンには、ストレスから心を守ってくれる効果もあります。
感情をコントロールして、幸福感をもたらしてくれるので腸も心もハッピーになります。
朝、短くてもトイレに行く時間を確保する
空っぽの胃の中に食べ物や飲み物が入ってくると、腸が動き出すので、朝は格好のトイレタイムです。
この時間を有効活用するため、決まった時間に便座に座る習慣をつけるといいでしょう。
便意を感じなくても腸は動いているので、とりあえず便座に座ったら腸が反応し、するする出ると
1日1分、朝のトイレタイムをルーティンにすれば、便意を催す排便リズムが生まれやすくなります。
甘いもの、塩辛いものはほどほどに
糖分、塩分は腸が特に吸収しやすく、腸内環境を乱す原因になります。
塩は、腸の有用菌である乳酸菌と結合し、腸内環境を乱したり、慢性炎症の原因となることがあるので、塩辛いものはなるべく控えましょう。
精製された白い砂糖は、悪玉菌のエサになったり、腸で良い働きをする特定の腸内細菌の定着をブロックしてしまうので、糖分の摂りすぎにも注意しましょう。
砂糖代わりに、善玉菌のエサとなるオリゴ糖シロップや、オリゴ糖をたっぷり含んだハチミツがおすすめです。
腸マッサージや適度な運動を取り入れる
腸の蠕動運動を活性化させるためには、適度な刺激を加えるのが効果的です。
交感神経が優位になると蠕動運動が停滞するので、運動するなら激しい運動ではなく、ウォーキングやヨガ、ストレッチなどにがおすすめです。
特に夜は副交感神経が優位になるようにリラックスできることを取り入れましょう。
寝る3〜4時間前までに夕食を済ませる
胃が食べ物を消化するのに3〜4時間かかるといわれています。
食後すぐに寝ると、 胃が消化不良を起こし、胃腸の働きが低下してしまいます。
夕食は、就寝 3〜4時間前に食べ終わっているのが理想的です。
消化が一段落すると、腸内のお掃除タイムが始まります。
就寝中に、殺菌性のある消化液で消化物や悪玉菌を処理し、善玉菌の働きを良くしてくれるので、腸内環境が整います。